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2025年08月19日(火曜日)
まつりつくば ごみ「もち帰り」スタイル導入 ごみステーションも同時設置
まつりつくばのテーマは、「持ち帰りスタイル」です。毎年、大量のごみの後始末に悩まされる「まつりつくば」で、今年から客にごみの持ち帰りを呼び掛ける新たな取り組みを始めます。「持ち帰りスタイル」と打ち出してごみ袋を配り、ごみステーションの利用と同時並行で、ごみの散乱防止対策に取り組みます。
今年の「まつりつくば」は8月23日と24日に開催され、つくば駅周辺や、つくばセンター広場などを会場に、みこしや山車のパレードのほか、大道芸フェスティバル、コンサートなどがにぎやかに催されます。大規模な夏まつりとなっていて、去年は2日間で48万人が訪れました。にぎわいの対価として毎年残されているのが、燃えるごみの「箸」、資源ごみで弁当箱の発泡スチロール容器など12・7トン以上にのぼるごみです。会場だけでなく、会場裏手の路上や建物の裏、植栽にも散乱しました。そこで、今年からは、18か所のごみステーションの利用に加えて、来場者に持ち帰りを呼び掛けることにしました。当日は、祭りのスタッフや筑波大学の学生などが中心となって来場者に「もって、かえる」をキャッチフレーズにした、持ち帰り用ごみ袋を配布します。来場者には、ごみの「持ち帰り」に活用してもらいます。「今年から、まつりつくばはごみ持ち帰りスタイルです!」をテーマに、「持ち帰り」とともに分別収集への協力を求めます。
つくば市はこれまで、「つくばdeまちピカプロジェクト」というウエブページを開設するなどして、環境美化活動の活性化に力を注いできました。
つくば市は、環境省から二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す「脱炭素先行地域」に指定されています。市の「ゼロカーボンシティ」づくりへの貢献にもつなげたい考えです。