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2025年08月05日(火曜日)

ニセ電話詐欺の今年の累計被害額 ここ5年で最多ペースで増加

県内のニセ電話詐欺事件は、2025年の半年間の累計被害額が4億7000万円に上り、ここ5年の最高額を更新するペースで増加していることが、茨城県警のまとめで分かりました。

県警によりますと、6月までの被害総額は、およそ4億7000万円で、去年の同じ時期と比べておよそ1・7倍に増加しています。被害の認知件数は、例年に比べ大きな変化はないものの、被害額のみが急増しています。この要因について県警組織犯罪対策一課では、1件当たりの被害額が大きい警察官を騙るオレオレ詐欺が2,025年に入り、大幅に増加したことを挙げました。警察官を騙る手口は、一度の犯行で多額の金を請求しても、被害者が受け入れやすい傾向にあるということです。また、65歳未満の被害者も、2024年の同じ時期に比べ、27人増加していて、オレオレ詐欺の被害者のおよそ6割を占めています。要因としては、携帯電話に直接かかってくるケースが増えていることを挙げました。警察は、 「直接会ったことのない人には、とにかくお金を払わないでほしい」と注意を呼び掛けています。

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