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2025年08月01日(金曜日)

今年度の小6・中3 学力学習状況調査 小学校理科、中学校数学と理科が全国平均上

茨城県内の小学生は理科、中学生は数学と理科の正答率が全国平均より高い。文部科学省が毎年行っている全国学力・学習状況調査でこんな結果が出ました。

県内の調査は、小学6年生相当の児童2万1100人と、中学3年生相当の生徒2万890人が対象です。調査の内容は、小学校が国語と算数、理科、中学校が国語と数学、理科で、結果は小学校の理科と中学校の数学、理科が全国平均の正答率を上回りました。そのほかの科目は、全国平均とほぼ同じ結果でした。理科の成績が良かったことについて県義務教育課は、日々の授業で観察実験を充実させていることや、「科学の甲子園ジュニア」に向けた学校での取り組みが、児童生徒たちの考える力につながったのではと分析しています。また中学校数学に関しては、全国平均を下回る年もありましたが、知識や記述問題など生徒の回答傾向がわかるシステムを去年の調査後に県独自で導入し、定着率をあげられるよう取り組んだということです。

県義務教育課の担当者は、「教員には、調査結果のデータに基づいた分析を行い、授業の改善につなげてほしい。児童生徒には、学ぶことの楽しさを感じてもらい、自分の夢の実現のために学び続けてほしい」と話していました。

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