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2025年07月11日(金曜日)

赤字額が大幅増加 つくばのまちづくり会社 市「今後も支援」

つくば市の中心市街地を活性化しようと、市などが出資して設立した官民連携の地域運営会社「つくばまちなかデザイン」の2024年度決算の当期損益は、3258万円の赤字でした。7月9日の、つくば市議会の全員協議会で、会社側が明らかにしました。

赤字は4年連続で、前の年度の188万円よりも赤字額が大幅に増えたということです。会社では2024年度からの黒字化を目指してきましたが、駅周辺でスーパーなどの商品を配送する、自動配送ロボットの受託事業の終了で、大幅な減収になったということです。会社はシェアオフィスの区画を小さくして借り手を増やすなど、売り上げを伸ばしたいとしています。市でも「赤字改善に向け、様々な資源との連携などを通し、今後もできる支援をしていきたい」としています。「つくばまちなかデザイン」は、つくばセンタービルなど公共空間の利活用と施設運営を進めようと4年前に設立され、資本金1億2千万円でスタートしました。駅前の「つくばセンタービル」を改修し、シェアオフィスやコワーキングスペースといった共有の仕事場を整備し、企業の誘致などにつなげてきました。運営費はオフィスやスペースの利用料で賄っています。

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