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2025年07月01日(火曜日)
茨城県内で犬がSFTSに感染 県内で2例目
茨城県は、7月1日、県内で飼われていた犬が、マダニを媒介してウイルスに感染する重症熱性血小板減少症候群=SFTSに感染したと発表しました。茨城県によりますと、犬の感染例は県内では初めてで、ペットでは5月のネコの感染に次いで2例目となります。イヌの飼い主や、診療にあたった獣医師の体調に変化はなかったということです。感染したイヌは薬を投与し、回復したということです。
SFTSウイルスは、2013年に山口県で、全国で初めて人への感染が確認されて以降、九州地方を中心に人や犬、猫への感染が確認されていました。症状は、主に発熱や嘔吐、下痢などで、人が感染した際の致死率はおよそ27%だということです。また、動物からヒト、ヒトからヒトへの感染も起こり得るということです。県では、ペットとの過剰な触れ合いを控えることや、ペットが体調を崩したら、速やかに動物病院を受診することを呼びかけています。