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2025年07月01日(火曜日)

路線価公表 茨城県内は3年連続上昇

相続税や贈与税の算定基準となる路線価が7月1日発表され、茨城県内は、前の年より1・0%上がりました。上昇は3年連続で守谷市内やつくば市内などTX沿線の需要増大が続いたためで、前の年に比べ、上昇幅が0・3ポイント大きくなりました。路線価は、主要道路に面した土地の価格を国税庁が毎年1月1日を基準に評価しているもので、1平方メートルあたりの額であらわされます。

水戸税務署によりますと、茨城県内で最も路線価が高かったのは、つくば市吾妻の、TX・つくば駅の、駅前広場の36万円で、前の年より9・1%上がりました。次いで、守谷市中央の守谷駅西口・ロータリーが23万円で前の年の3位から2位に上がっており、関東信越国税局管内では2番目となる12・2%の伸び率を記録しました。次いで、県庁所在地である水戸市宮町の水戸駅北口・ロータリーが22万円と3年連続で横ばいとなり、順位は1つ下がり3位に後退しました。

茨城県内8つの税務署の最も高い路線価を前の年と比較してみますと、上昇したのは、守谷市とつくば市、神栖市の3つの地点です。横ばいが、水戸市、古河市、ひたちなか市、日立市の4つの地点、下落が筑西市の1地点でした。調査した不動産鑑定士によりますと、東京に近いTX沿線の需要増大が続き、守谷市内、つくば市内の路線価の上昇継続に繋がりました。

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