水戸市は学校の救急要請で選定療養費を補助

水戸市は6月27日、学校内の事故で、救急車を要請し、その後、緊急性がなかったとして、選定療養費がかかった場合、治療代などを補助する独自の制度を始めたと発表しました。

水戸市内では、今年（2025年）2月、体育の授業中に生徒がバドミントンのラケットを顔面に受け、瞼にケガをする事故がありました。緊急性があると判断した教員が救急車を呼んだものの、診察した医師が緊急性のないケガだと判断し、保護者が選定療養費を徴収されていました。水戸市教育委員会では「教員による判断と医師による判断が違ったとしても、学校や教員は、迅速に、ためらうことなく救急車を要請してもらいたい」と狙いを説明しました。