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2025年06月13日(金曜日)

県立歴史館と県遺族連合会が連携協定締結 戦争の悲惨さと平和の大切さを次世代へ

戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に伝えようと、茨城県立歴史館と先の大戦で戦死した兵隊の遺族で作る茨城県遺族連合会は、連携協定を締結しました。

協定によりますと、歴史館は戦争の記録や資料を保全するために必要な支援や助言を行い、遺族会は戦争の悲惨さや戦中・戦後の厳しい生活を次の世代に伝える「語り部」の育成や記録集の作成などを行うとしています。協定は、県立歴史館が戦後80年の企画イベントとして行った「戦争体験をきく座談会」に県遺族連合会が協力したことをきっかけに結ぶことになったものです。協定締結式は6月7日、水戸市緑町にある県立歴史館の講堂で行われ、県立歴史館の小野寺俊館長は「平和は人々が苦労し、行動し、守っていくものと思う」と話しました。また、父親がフィリピンのルソン島で戦死している県遺族連合会の加藤浩一理事長は「戦後生まれが国民の9割になり、戦争の本当の悲惨さを知る人が少なくなった。世界には今も戦争で苦しんでいる人がいる。日本の子供たちに平和の尊さを伝えていかなければならない」と語りました。

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