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2025年06月11日(水曜日)
久慈川での鮎漁 今年も6月1日に解禁 今年は2万トンの稚魚を放流
大子町や常陸大宮市を流れる久慈川での鮎漁が解禁され、県内外から多くの太公望でにぎわっています。今シーズンはおよそ2万トンの稚魚が放流され、多くの鮎が川を遡上しているということです。
6月1日の解禁日の鮎は、大きさこそ少し小さかったものの形も味も非常に良かったそうです。久慈川漁業協同組合の石井修組合長によりますと、今シーズンはおよそ2万トンの稚魚を放流し、川を遡上してきた天然鮎の量も非常に多いということです。鮎漁を初めて50年以上の経験があり、インストラクタも務める石井組合長。自身も解禁日に鮎漁を行い、51匹の鮎を釣ったそうです。
一方で、久慈川漁業協同組合の須賀川昭人さんは、「水難事故が増えている影響もあって若者の川離れが深刻だ」としたうえで、「正しく川に入れば安全に楽しめる。アユ釣り教室などを利用して、若い人にも楽しんでほしい」と話しました。鮎漁は、毎年、11月末まで続き、特に7月と8月は、期待が大きいということです。