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2025年06月03日(火曜日)

「ゼロパンダ」懸念も誘致 各地動く茨城は友好発展へ

地域の活性化につなげようと、日立市など、各地の自治体がジャイアントパンダの誘致に動いています。和歌山県で4頭の返還が決まり、東京の上野動物園の2頭も来年2月に返還期限が迫っており、「ゼロパンダ」が懸念される中、茨城県は中国陝西省と友好関係発展に関する覚書を締結するなど誘致を進めています。

4月中旬、大井川和彦知事は陝西省を訪れ、パンダ保護研究施設の飼育環境を見て回り、受け入れ先となる日立市のかみね動物園には希少動物のクロサイとライオンの飼育実績があることもアピールしました。帰国後の記者会見で大井川知事は「友好関係の機運醸成をさらに進める先にパンダ誘致も実現する」と期待し、和歌山の4頭の返還決定に「さらに重要性が増した」と意欲を示しました。10月に日立市で開催される日中友好交流会議で協定書への発展を目指します。(共同)

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