サポート詐欺疑い6人逮捕　日印捜査、被害1.8億円

パソコン画面にうその警告を表示させ、サポート名目で金銭をだまし取るいわゆる「サポート詐欺」で、警視庁が日本国内の被害情報をインド当局に提供し、現地当局が、詐欺に関与した疑いでインド人の20代の男6人を逮捕しました。警視庁が5月30日、発表したものです。

それによりますと、日本ではおととし8月から今年2月までに茨城県を含む28都道府県のおよそ200人が、このグループによるとみられる被害に遭いました。被害総額は1億8000万円ほどに上っています。このグループはアメリカのIT大手マイクロソフトの社員らを装って電子マネーや暗号資産、いわゆる仮想通貨をだまし取った疑いが持たれています。インド当局がこのグループの関係先19カ所を捜索し、29日までに6人を逮捕しました。警視庁が仮想通貨を追跡して今回逮捕された6人のうち1人を特定し今年3月にインド当局との共同捜査に移行していました。（共同）