ニュース
2025年05月30日(金曜日)
年齢要件緩和 かすみがうら市 採用方法大幅変更 25年度秋採用
かすみがうら市は、今年度に実施する秋の職員採用試験について、制度を大幅に変更することを決めました。 これまで35歳としていた年齢資格を54歳まで延長し、経験も不問にします。「就職氷河期世代」に照準を当て、全国的に広がる災害の増加やインフラの老朽化など、様々な状況を背景とした技術職不足に対応します。社会人も試験を受けやすくすることで、幅広い人材を確保する狙いもあるということです。採用後、公務の魅力を感じてもらうためにキャリア形成にも力を入れ、資格の取得を制度で応援し、多様な業務経験を重視した、能力の養成を図ります。
今年度に実施する試験で、かすみがうら市は行政職、土木、建築、保健福祉、消防で合わせて20人前後の採用を予定します。民間からの転職希望者について、これまでは「通算2年以上」の民間企業などでの職務経験が必要でしたが、これを撤廃します。土木・建築・保健福祉での採用試験は、新たに導入するプレゼンテーション・発表を経て合否を判定します。どのような人物かをみる集団討論も廃止します。近年、国も市町村も公務員の志願者が減少傾向にあり、各地で対応が続いています。