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2025年05月19日(月曜日)
移植実施体制の大幅見直し ドナー側の人材育成課題 筑波大付属病院は
日本の移植医療では、臓器提供の申し出がありながら移植に至らないケースを防ぐため、実施体制の大幅な見直しが求められています。筑波大学附属病院も移植医療の底上げに向け、人材の育成と質の確保が課題となっています。
質の確保に向けたこれまでの取り組みは、脳死判定や摘出手術の準備、提供後の家族のケアまで50項目にわたる独自の進行表による対応です。都道府県には、臓器移植の「都道府県コーディネーター」が、臓器提供施設には「院内コーディネーター」が配置され、日本臓器移植ネットワークと協力して、ドナー家族への対応などを担ってきました。
脳死での臓器提供数は増加傾向で、2023年は過去最多の130件でした。LuckyFMでは5月25日の午後1時から、臓器移植をテーマにした特別番組をお送りします。