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2025年05月16日(金曜日)

小美玉市の強盗致傷事件 インドネシア国籍の男の論告

小美玉市内で去年7月、インドネシア国籍の男性が暴行を加えられ、現金などを奪われた事件で、強盗致傷や窃盗などの罪に問われているリヤン・アフリザル・スライマン被告25歳の論告求刑公判が5月16日、水戸地方裁判所で開かれました。検察側は「犯行は身勝手で計画性が高い」などとして、懲役8年を求刑しました。

起訴状などによりますと、スライマン被告は去年7月、小美玉市内の路上で、インドネシア国籍の男性当時29歳の頭部を刃物のようなもので叩いたり、顔面をこぶしで殴るなどして、全治1週間のけがを負わせました。さらに、エアガンを男性に突きつけて脅迫し、現金26,000円が入った財布や男性の乗っていた車など、合わせて9点、時価総額にしておよそ47万円を奪い取ったということです。

検察側は「犯行は無慈悲かつ身勝手で、計画性が高い。被害者に与えた財産的、精神的苦痛は甚大」として懲役8年を求刑しました。一方、弁護側は「被告人は、指示役から指示を受けて犯行に及んでおり、犯行の主導的立場ではない。また、暴行や脅迫行為を実際に行った事実は無い。被害者との示談も成立しており、再犯の可能性も低い」として、執行猶予付きの判決を求めました。

判決は、5月22日に言い渡されます。

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