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2025年05月14日(水曜日)

外国人介護人材受け入れなどで連携  境町とツナググループが包括連携協定締結

介護人材など、地域の人手不足の解消を目指して、境町は、人材採用の支援・代行を手掛ける「ツナググループ・ホールディングス」と包括連携協定を結びました。境町役場で5月12日に行われた締結式には、境町の橋本正裕町長と、「ツナググループ」の米田光宏社長が出席し、協定書を交わしました。

境町では、高齢化で2030年までに65歳以上の人口の比率が最大で30%増え、介護の人材不足が深刻になると予測されています。協定では、境町の姉妹都市、フィリピン・マリキナ市からの介護人材の育成や受け入れ、人材供給モデルの構築など、3つの柱での連携が盛り込まれました。マリキナ市では市内の大学で介護人材の養成を行っていて、境町は日本語教育などを受ける人材に向けた奨学金制度の創設を検討しています。「ツナググループ」と介護人材育成のための「研修センター」設置の可能性を探り、介護人材の渡航費は生み出した利益を充てると想定しています。

複数の物流拠点のある境町では介護人材にとどまらず、物流現場の人手不足も課題となっていて、「ツナググループ」とともに、人材供給モデルの活用で、柔軟な対応に生かします。

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