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2025年05月02日(金曜日)

太陽光発電所の金属窃盗 被疑者3人書類送検 被害総額4億円余で

(写真はすべて茨城県警提供)

茨城県西部の太陽光発電所から大量の銅線ケーブルが盗まれた事件で、茨城県警捜査第三課などの合同捜査本部は、合わせて148か所で、およそ4億6100万円相当を盗んでいたグループを摘発し、5月2日、外国籍の男3人を盗みの疑いで書類送検しました。送検されたのは、タイ国籍で無職の古河市に住むキアットノーク・ナッタウット容疑者27歳と、いとこで無職の男26歳、ラオス国籍で無職の男24歳です。

調べによりますと、ナッタウット容疑者ら3人は、2022年5月から2024年9月の間に、茨城県の県西地区を中心に盗みを繰り返し、合わせて148か所の太陽光発電所から、銅線ケーブルおよそ4億6100万円相当を盗んだ疑いが持たれています。警察によりますと、3人は、車2台を所持して、ナッタウット容疑者とラオス国籍の男が実行役、ナッタウット容疑者のいとこが見張り役となり、番線カッターで銅線ケーブルを切断し車に運び込んでいたということです。

県特定金属類取り扱い業に関する条例が今年4月に改正され、金属買い取り業者が、提示された身分証の写しを3年間保存する義務が定められました。犯行当時は、条例の改正前でした。銅線ケーブルを転売する際に、偽造した運転免許証を使用した疑いが持たれており、条例の改正後であれば、犯行を防げた可能性があります。

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