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2025年05月01日(木曜日)
新入生に贈るランドセル 色を薄茶に統一 土浦市独自事業 ジェンダーフリー推進
土浦市は今年度から、ジェンダーフリーの考え方や保護者の意見を参考に、小学校の新入生に贈るランドセルの色を薄い茶色に統一しました。従来は黒、赤という2色でしたが、アンケートの結果、性別などで色分けしない見直しをしました。
ランドセルの贈呈は、1976年度から続く市の独自事業です。色についての子どもたちへのアンケートでは薄い茶色が一番人気でした。保護者の間にも黒・赤という色からの変更を求める声がありました。ほかにも、時代の変化に応じて素材などを変更しました。背あてにはメッシュ素材のクッションを追加して暑さに対応し、パソコンを収納できるようなスペースも確保しました。
ランドセルを新入生に贈る事業を行う茨城県内のほかの市や町でも、ここ数年のあいだにランドセルの色を変更していて、ジェンダーフリーの考え方に加え、個性の尊重といった多様化への配慮が進んでいます。