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2021年12月28日(火曜日)

高レベル放射性廃棄物の地層処分 岩盤の拡散を研究  原子力機構

高レベル放射性廃棄物の地層処分が安全かどうかを研究している日本原子力研究開発機構は、ガラスで固めた廃棄物を覆う金属パックが劣化し、放射性物質が岩盤に漏れ出た場合、拡散が室内に比べて5分の1から3分の1になると発表しました。

原子力機構の舘幸男グループリーダーらによりますと、金属パックの劣化は埋設してからおよそ1000年後を想定しています。

研究では、スウェーデンとスイスにある地下およそ400メートルから500メートルの岩盤の隙間で、セシウムなど10種類ほどの放射性元素が拡散する度合いを調べました。

その結果、放射性物質の拡散が地下深い場所では室内に比べ、5分の1から3分の1になりました。

原子力機構では今後、今回の研究の手法が日本国内の岩盤に合うかどうかなど研究を進めていくことにしています。

 

(記者会見 於 茨城県庁)

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