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2021年12月27日(月曜日)
水戸産業技術専門学校の入試で 点数改ざん 県が発表
茨城県は12月24日、職業訓練校である水戸産業技術専門学院の入学試験で、受験生1人の適性検査の点数を改ざんした事案があったと発表しました。
合格不合格への影響はなかったということです。
県労働政策課によりますと、今年10月に行った水戸産業技術専門学院の入学試験で、50代の男性職員が得点の入力を担当する職員に対して受験生1人の適性検査の点数を改ざんするよう指示したということです。
2か月後の今月になって、改ざんを指示した50代の男性職員から「そんな指示をした覚えはない」などと責任転嫁されたため、入力担当の職員が県に告発しました。
50代の男性職員は、受験生の合否判定会議のメンバーで、県の聴き取りに対し、「適性検査の点数を操作しても合否に影響はないと認識していた。
点数を操作することによって合否判定会議での説明を容易にしたかった」などと説明しているということです。
また、今回の事案を受けて、県が最近2年間の入学試験を確認したところ、水戸と土浦の産業技術専門学院と産業技術短期大学校で、あわせて100人分の採点ミスが見つかりました。
いずれも合否の判定に影響はなかったということです。