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2025年04月25日(金曜日)

森田被告に懲役14年の判決 阿見町の殺人未遂事件で水戸地裁

阿見町で去年(2024年)1月、刃物で男女2人を相次いで刺し、大けがを負わせたとして殺人未遂などの罪に問われている森田竜介被告35歳に対する裁判員裁判で、水戸地方裁判所は、4月25日、懲役14年の判決を言い渡しました。

判決によりますと、森田被告は、去年1月14日、阿見町のコンビニエンスストアで従業員の男性を、さらに、近くのドラッグストアで従業員の女性を殺意を持って包丁で刺し、大けがを負わせました。山崎威裁判長は、「被告人の犯行は身勝手であさはか。人を殺す気持ちが強く、無差別、通り魔的」と述べたうえで、妊娠8週目にあった女性が被害に遭うなど、被害者に与えた恐怖を考えれば、同情できるものはないとしました。さらに、被告が軽度の知的障害があったことについても、「被告の犯行やこの裁判の判決に直接影響を与えるものではない」と断じ、求刑16年に対し、懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

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