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2025年04月25日(金曜日)
「学びの多様化学校」水戸に開校
水戸市にこの春、県内では初めての「学びの多様化学校」が開校しました。「学びの多様化学校」は、これまでの「不登校特例校」から名称が変わり、個々の生徒の実態に合わせた柔軟なカリキュラムを提供します。開校したのは、「リリーガーデン小学校」です。学校を運営するリリー文化学園によりますと、県外などからの子どもを含め、小学生13人が通学するということです。
文部科学省によりますと、「学びの多様化学校」は現在、全国に58校が設置されていますが、県内では今回が初めて開校となります。「リリーガーデン小学校」は、アウトドアとスポーツ、アグリカルチャー、地域とキャリア教育という、水戸の自然や文化を生かした体験学習などを設けることにしています。
開校を祝う会が4月6日に行われ、児童たちに制服に当たるスタジアムジャンパーが手渡されました。そして、バーベキューが通し、児童と保護者、教職員が交流を深めました。併設された「ウォーターリリーナーサリー保育園」の保育士らが、フルーツの盛り合わせをプレゼントするというイベントもあり、園児との交流も期待されています。今後、「心と学びの安全基地」を目指し、年間10回の保護者会と親子キャンプなども予定しています。