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2025年04月22日(火曜日)
阿見町での殺人未遂犯に懲役16年求刑
阿見町の2つの店舗内で去年(2024年)1月、刃物で男女2人を相次いで刺し、大ケガを負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われている森田竜介被告35才に対する論告求刑公判が、4月22日、水戸地方裁判所で開かれました。検察側は、「無差別攻撃は非難に値する」などとして、森田被告に懲役16年を求刑しました。
起訴状などによりますと、森田被告は、去年1月、阿見町うずら野のコンビニエンスストアの店内で男性客を刃物で刺したあと、ドラッグストアの店内に移動し、女性従業員を刃物で刺し、けがを負わせたとしています。男性は全治およそ1か月、女性は全治およそ6か月の大けがをしました。22日の論告求刑公判で、検察側は、「特にドラッグストア従業員の女性が、当時、妊娠8週目にあったことなどを考えれば、極めて大きな苦痛を与えた。無差別攻撃は強い非難に値する」などとして、森田被告に懲役16年を求刑しました。これに対して弁護側は、森田被告に軽い知的障害があることを考慮した判決を求めました。
判決は、4月25日に言い渡されます。