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2025年04月22日(火曜日)
研究機関で施設の一般公開 つくば 国際農研は6年ぶり
研究機関が集中するつくば市で、4月20日までの科学技術週間にちなんだ各施設の一般公開が行われました。このうち、国際農林水産業研究センター・国際農研は、「世界の農林水産業を体験する1日」とのテーマで、6年ぶりに一般公開を行いました。
地球規模の気候変動が懸念される中、研究者が来場者と直接会話しながら、アフリカでの米の増産、アジアの多彩な米文化など、持続的で安定した食料生産に貢献する最新の研究成果を解説していました。少ない窒素肥料で高い生産量が期待される「BNI小麦」を国際農林水産業研究センターの柳原誠司理事が紹介しました。
体験コーナーでは、南米・アンデス地方原産の穀物で健康食品として人気の「キヌア」の菓子、沖縄・八重山諸島の黒糖の試食、民族衣装の試着体験、エビの陸上養殖施設の見学、ハイビスカスの苗木配布などを行いました。
つくば市では、国際農研のほかにも期間中、防災科研や高エネ研など、数多くの施設が公開されました。