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2021年12月09日(木曜日)
JX金属が日立市内に新工場を建設 半導体や高機能素材を製造 社長・市長会見
銅など非鉄金属製品の製造・販売大手、JX金属は12月8日、今後の需要が見込まれる半導体など最先端の素材を作る工場を日立市内に2カ所新設すると発表しました。
日立市役所で開いた記者会見で、工場建設の狙いを話すJX金属の村山誠一社長です。
JX金属は116年前に開業した日立鉱山から発展した企業で、近年は電子部品の材料など時代に合わせた最先端素材を作ってきました。
新しい工場は常磐自動車道の日立北インター近くにある日立北部工業団地内に作られる日立北新工場と日立中央インター近くの日立事業所の中に作られる日立新工場です。
日立北新工場では急速に拡大する半導体需要に対応するための製品、また、日立新工場ではスマートフォンなどIT機器に使われる「圧延銅箔」と呼ばれる製品を作ります。
二つの工場を合わせて、投資金額は300億円になります。
記者会見に同席した日立市の小川春樹市長は日立市と県北地域の発展につながると期待を示しました。
JX金属の新しい工場は2年から3年後に稼働を始める予定です。