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2025年04月18日(金曜日)
災害対応ドローン 取手も導入 取手市消防本部に1機配備 水害での被災に威力
取手市消防本部が災害対応ドローン1機を初めて導入し、2月に運用を始めました。広範囲を素早く捜索できることから、2年前に起きた双葉地区での水害のような被害の活用に期待がかかります。導入したドローンは、中国・DJI社の「MATRICE」で本体価格は250万円です。赤外線カメラや衛星利用測位システム・GPS、要救助者に呼び掛けるスピーカーなどを搭載しています。防水機能も付いており、悪天候でも飛行が可能です。
取手市消防本部では2年前の双葉地区での水害の際、被災した住民から数多くの救助要請を受けました。これまでは隊員がロープを使って降下するなどして要救助者の早期発見につなげていました。ドローンの活用で、ロープで降下したりすることによる救助者の捜索をせずに済むため、隊員の安全確保にもつながります。現在、茨城県内では県内23の消防本部うち、14の本部がドローンを配備しています。火災現場では、上空から燃え方の激しい箇所などを確認できることで、迅速な消火活動につながっているということです。取手市消防本部では、より迅速に対応できるような、体制の構築を目指しているということです。