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2025年04月17日(木曜日)
タイ人太陽光発電施設金属窃盗110件余 2億2千万円の余罪
行方市内の太陽光発電施設から銅線ケーブルを盗んだとして、逮捕・起訴されたタイ国籍の男3人について、警察は、4月17日、おととし(2023年)から、去年(2024年)夏までのおよそ1年半の間に7つの県で合わせて110件、およそ2億2000万円相当の余罪があったと発表しました。
(写真はすべて茨城県警提供)
茨城県警捜査3課によりますと、坂東市や住所不定の無職で、いずれもタイ国籍の男3人は、去年5月、行方市内の太陽光発電施設から銅線ケーブル400メートル分、およそ123万円相当を盗んだとして窃盗の罪で逮捕・起訴されています。その後の警察の調べで、3人は、おととし1月から去年7月までおよそ1年半の間に、茨城県内のほか、埼玉県や福島県などあわせて7つの県で、太陽光発電所から銅線ケーブルなどの金属を狙って、110件、およそ2億2000万円相当の盗みを繰り返していたことが裏付けられたということです。
犯行には、スマートフォンの地図アプリを活用し、人気や防犯カメラの少ない箇所を下見していました。盗んだ銅線ケーブルは金属の買い取り業者に売却してカネに換え、生活費や遊び、覚せい剤の購入に充てていたということです。3人は技能実習生や観光で来日し、不法滞在の状態だったということです。