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2025年04月16日(水曜日)

がん診断支援AI 検診の現場にも 内視鏡で胃がんを早期発見 筑波記念病院

AI=人工知能を使った胃がんなどの診断支援システムが、つくば市の筑波記念病院の検診部門に導入されました。医師が検査中に気になった場所を撮影すると、AIが0・3秒で追加検査が必要かどうかの解析結果をモニターに表示します。

AIには胃の検査画像を読み込んで学習させ、検診では、検査を受けた人の画像を即座に分析して、がんの見逃しが減ることにも期待が寄せられています。病棟にはすでに導入していましたが、4月16日からは検診部門にも導入しました。胃がんは、発見が遅れると生存率が大幅に低下するとされています。内視鏡医による比較では、これまでよりも、病変の範囲が明確になったとの評価がありました。AIの活用による分析時間の短縮で、去年から始まった、医師の働き方改革による医師不足にも大きく貢献できそうです。

 

茨城県内でのこのシステムの導入は、筑波記念病院が初めてではないか、ということです。

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