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2025年04月15日(火曜日)
はしかの患者が増加傾向
茨城県内で「はしか」の患者数が増加傾向にあり、県感染症対策室で注意を呼び掛けています。2025年の「はしか」の患者数は、4月12日までの間に6人発生し、なかでも4月は、5人の感染が報告されています。
はしかは、感染すると、およそ10日後に38度程度の発熱や咳など風邪のような症状が2日から4日続き、その後、39度以上の高熱と共に発疹が出現すると言われています。潜伏期間は10日から12日ほどが多く、最大では21日間で、感染力が非常に強く、空気感染で広がります。
茨城県内で2025年感染が報告された6人は、3月3日に感染が判明した10歳未満の男の子がパキスタンへ渡航していた以外は、5人に海外への渡航歴がなく、県が感染源の特定に頭を悩ませています。県感染症対策室は、「感染者の体からは発症の1日前から熱が下がって以降の3日間にはしかのウイルスが出る。その間に、公共交通機関やショッピングセンターなど不特定多数が立ち寄る場所で接触すると拡がるおそれがある。該当し、体調不良を自覚した場合は保健所に相談し医療機関を受診してほしい」などと話しています。