つくばエクスプレスが運賃値上げを申請　 来年3月から 施設更新や混雑緩和対策で

TX＝つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道は4月11日、来年3月から運賃を全体で12・2％値上げすることを国に申請したと発表しました。値上げの理由について会社は、車両や施設を大規模に更新して混雑緩和対策を進めるため、資金を確保する必要があるとしています。

運賃の改定は来年3月からの予定で、大人の初乗り運賃は現在の170円から10円上がって180円となり、つくば駅と秋葉原駅の間は現在の1210円が1280円になります。通勤定期も平均の割引率が現在の40・6%が37・4%に引き下げられるため、実質的には値上がりとなります。TXの運賃値上げは20年前の開業以来、初めてです。一方、子育て世代については、子どもがICカードを利用する場合、乗車した距離が14キロ以上の場合は一律200円とします。また、通学定期の割引率は60・4%から70%に引き上げ、負担軽減を行います。