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2021年11月30日(火曜日)
県議会、28日、日曜の本会議を初めて開催
茨城県議会は11月28日、明治時代の初めに茨城県が誕生してから150年の歴史で初めて、日曜日に本会議を開き、平日に足を運べない人などおよそ440人が傍聴席で質疑応答に耳を傾けました。
日曜日の本会議は、3年前の県議会議員選挙の投票率が41・86%と過去最低だったことから、県議会議員で構成した議会改革推進会議からの答申を受けて、今回、試行的に開きました。
3人の議員が、学校に行きながら家族の介護をする児童・生徒いわゆる、ヤングケアラーの問題や、障害者が投票しやすい環境整備、再生可能エネルギー、それに、北関東3県で連携した観光振興などについて大井川知事など執行部に質問しました。
傍聴席はほぼ満員で、学生など若い人の姿も目立ちました。
本会議の開会前には、県立水戸二高との連携で、ヤングケアラーに関する意見を高校生から聞く様子を報道陣に公開しました。
また、水戸二高の書道部が議会棟のホールで書道パフォーマンスを披露しました。
県議会では、本会議を日曜日に開いた今回の取り組みの効果や課題を検証し、政治への関心や投票率の向上につなげたいとしています。