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2025年04月11日(金曜日)

つくばエクスプレスの駅あり方 訪日客へ案内機能充実 高架下で若者の居場所づくり

開業から20年を迎える「つくばエクスプレス=TX」の駅の機能のあり方について、外国人ら多様な利用者への案内機能の充実と、高架下を若い世代の居場所づくりに活用することを課題に盛り込んだ報告書がまとまりました。

TXの年間の乗客数は1億3800万人で、沿線では、宅地や商業施設が造成され、沿線の人口は2045年ごろまで伸び続けるとされています。新型コロナウイルスで落ち込んだ乗客の回復に向けた経営基盤の安定に加え、県南地域の活性化に一定の役割をどう果たすのかが課題となっています。そこで、TXを運営する首都圏新都市鉄道は、大学教授ら有識者による「駅機能のあり方勉強会」の報告書をまとめました。この中では、観光客や研究機関への訪問者、外国人ら多様な利用者への「おもてなし感」を打ち出した駅の機能の改善を盛り込みました。

高架下については、市民が集い、スケボー、アートなどでコミュニケーションができるような若い世代の居場所としての活用も必要、としています。

今後、報告書を踏まえたロードマップを作成する方針です。

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