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2025年04月08日(火曜日)
動きを邪魔しないライフジャケット導入へ 漁協
茨城県・鹿島港の沖合で2025年1月に起きた海難事故を踏まえ、漁協が、動きを邪魔しないライフジャケットの導入へ準備を進めています。これは、大津漁協の坂本善則専務理事が茨城放送の取材に応えたものです。
この事故は、今年1月6日、鹿島沖合でイワシ漁をしていた北茨城・大津漁港所属の漁船が転覆し、2人が死亡、3人が行方不明になっています。当時、漁船は、イワシ漁で3隻の船団を組んでいましたが、途中でバランスを崩して転覆したうえ、乗組員が、法律で義務づけられているライフジャケットを着用していなかったとみられています。事故の発生から3か月が経過しましたが、鹿島海上保安署の詳細な捜査が続き、北茨城・大津漁協所属の漁船はいまも、イワシ漁を再開できていません。それを踏まえ、坂本専務理事は、今回の海難事故を教訓に船が転覆した際の船員による死亡事故防止へ向け、意識向上と改善の方向性を説明しました。