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2021年11月15日(月曜日)
小瀬高校 ふれあいキャンパス 中1から高3までが同じ授業で交流
常陸大宮市の茨城県立小瀬高校で、高校生と中学生がいっしょに学ぶふれあいキャンパスが開かれました。
参加したのは、小瀬高校と近くの常陸大宮市立明峰中学校の生徒合わせて270人です。
高校生と中学生が合同で取り組む異学年交流により生徒の良さを伸ばそうという全校行事で、今年で10回目を迎えます。
小瀬高校は、カリキュラムを工夫したり、教員・生徒の交流を深める「連携型」の中高一貫教育に取り組んでいて、この日は、それぞれが希望する授業に参加しました。
国語のクラスに参加した27人は競技かるたを行いました。
理科のクラスに参加した20人はとろろ昆布を原料にした人工のイクラづくりに取り組みました。
認知症を学ぶ授業で中学生と交流した小瀬高校3年の高野愛理さんは、最後のふれあいキャンパスでは準備もしっかりできたと振り返りました。
英語のクラスで、適正な価格で取引するフェアトレードについて学んで交流した小瀬高校2年の滑川健介さんは、中学生に、緊張をほぐすアイスブレークをほどこして、今後、入学する後輩と盛り上がる話題で仲良くなりたいと話していました。
中学生たちのうち、明峰中学校3年の葛西明日美さんは、京都・宇治の国宝・平等院鳳凰堂を調べ、ペーパークラフトで工作しました。
ふれあいキャンパスは2003年から続いていて、これまでも合唱やスポーツを通して中学1年から高校3年までの幅広い年代が交流を重ねてきました。