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2025年03月28日(金曜日)
原電、2月東海第2原発火災 県へ中間報告
東海第二原子力発電所で、2月4日、原子炉内の中性子の量を計測する中央制御室から火災が発生した問題で、事業者の日本原子力発電は、3月28日、「あらゆる準備不足が根本原因」などとする検証の中間報告を茨城県と東海村に提出しました。
日本原子力発電によりますと、提出した中間報告では、「初めて」「変更」「久しぶり」という3Hが絡んだ作業の理解や、設計思想まで遡って確認できる環境、経験やコミュニケーションなど6項目の準備不足が火災の根本的な組織要因と記しました。あわせて、2024年5月に再発防止対策をまとめたあとも火災が続くことの検証については、安全最優先の行動原則を、組織として浸透させることが必要と記しました。
原電では、このあと5月をメドに最終報告を行うとしています。