流水解凍できる寿司開発　急速凍結設備の自社工場　境町に「ONODERA」

国内や海外に高級飲食店を展開する「ONODERAフードサービス」が、1時間あまりで流水解凍できる「冷凍寿司」の製造工場を境町に新設し、3月26日、現地で落成式が行われました。

工場には、鮮度を保ったまま急速凍結できる設備を導入し、オンラインショップやふるさと納税を通じた販路拡大を狙います。1時間あまりの流水解凍で「冷凍しない握り寿司と同じ味わいが楽しめる」とPRしています。「特殊冷凍」の技術を持つフードテックベンチャーが開発しました。

総工費は4億6000万円で、6割は国の交付金と地方交付税で賄いました。「ONODERA」は、オンラインショップやふるさと納税のほか、グループ会社で、給食委託事業の「LEOC」による販売も検討し、合わせて、海外への輸出も探ります。