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2025年03月24日(月曜日)
茨城空港旅客数、2040年代に170万人目標
官民共用となっている茨城空港の将来ビジョンを話し合う有識者による「あり方検討会」が、3月21日開かれました。最終回となる今回の第4回会合では、旅客数について、2020年代後半に110万人、2040年代に170万人を目指すことなどが了承されました。官民共用の茨城空港については、1時間あたり1便だった規制が2023年度に緩和されたことから、周辺の土地利用やまちづくりを含めたあり方が2024年8月から検討されてきました。
事務局の茨城県空港対策課によりますと、最終会合では、茨城県が将来目標の旅客数を示し、短期目標に向けて国内線で15万人、国際線で17万人ほど、長期目標に向けても国内線で40万人、国際線で54万人ほどそれぞれ増やす必要があるとしました。そのために、国内線では中部方面を新設し、国際線では、中国や韓国、台湾便の強化とヨーロッパや北米、東南アジア便を新設するイメージで進めたいと 説明しました。
有識者からは、概ね了承されましたが、茨城がどこにあるのかわかりにくく、東京に近いことをアピールする必要があるとの提案があったほか、将来ビジョンでは、安全の視点や節目節目でのレビューの必要性も課題として示されたということです。茨城空港の将来ビジョンは、4月には有識者から県に提言され、パブリックコメントを経て6月にも最終決定される見込みです。