常設展示施設をリニューアル 産総研 「高い専門性」ニーズに応え

つくば市の産業技術総合研究所の展示施設が10年ぶりに新しくなり、4月1日、オープンします。展示施設のリニューアルは、新しい事業の創出を目指す企業や研究者を志す学生たちと互いに刺激し合いながら、社会課題の解決や産業力の強化を加速させる狙いがあります。新しい展示施設は「アイストキューブ」と名付けられ、産総研が取り組んでいる20の技術を模型やデジタルコンテンツを使って解説しています。施設は先週、報道関係者に公開されました。

地球温暖化の関連では、水素を安全に利用できるようにする研究開発で、体積の1000倍の水素を蓄えることができる取り組みを紹介しています。

また、新しい音楽表現アプリの研究では、自分独自の動画を作成できる技術も公開しています。今回の改修では、研究者の横顔をメッセージとともに紹介しました。

産業技術総合研究所の新しい展示施設は、完全予約制となります。入場は無料です。