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2025年03月17日(月曜日)

「漆」生産の後継者不足解消へ  協力隊制度活用 男性来月着任 常陸大宮

伝統工芸品に欠かせない素材「漆」の生産を引き継ぐため、常陸大宮市が「地域おこし協力隊」制度の活用に乗り出しました。生産者の高齢化と後継者不足に対し、産地と自治体が力を合わせて、これからを担う人材の育成に取り組みます。

着任するのは北海道出身、現在は水戸市在住の中村保さんです。4月以降、常陸大宮市内に住んで、生産者から直接、技術を学び、習得します。

「奥久慈漆」は古くから生産されています。透明度が高く光沢が良いなど、品質は高く評価されています。

「地域おこし協力隊」の隊員は、その地域で生活しながら地域の課題解決などに繋がる活動を行います。任期は最長3年です。まずは知識と技術を身につけます。伝統の「漆」の生産を受け継ぐ生産者へと、新たな挑戦が始まろうとしています。

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