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2025年03月13日(木曜日)

常総市立水海道中学校夜間学校 3期生7人が卒業式

開校5年目を迎えた常総市の公立の夜間学級で、3月11日、3期生の卒業式が行われ、7人の生徒が卒業証書を受け取りました。常総市立水海道中学校夜間学級は、様々な事情で十分に義務教育を受けられなかった人が学びなおす場として、5年前に県内で初めて設置されました。

卒業したのは、年代は10代と20代の7人で、国籍は日本とパキスタンの生徒です。卒業式では、中山幸一校長から卒業生ひとりひとりに卒業証書が授与され、生徒たちは緊張した面持ちで受け取っていました。

卒業生代表の挨拶を務めた大村和輝くんは、現役中学生の時は体調不良でほとんど学校に通えませんでしたが、夜間中学校は皆勤賞で卒業しました。

日本国籍でモンゴルで生まれ育った外崎ヤシルモハメッドくんは、16歳で日本に来るまで日本語が読み書きできませんでした。

在校生を代表してあいさつした、パキスタン国籍で2年生のウル・レへマン・セイフくんは「3年生は一生懸命勉強していてかっこよかった。一緒に過ごしたたくさんの思い出があり寂しいが、来年は自分たちがお手本になれるように頑張りたい」などと話していました。

 

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