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2021年09月28日(火曜日)
茨城県の盛り土調査 21カ所で対策必要
熱海市の大規模な土石流災害を受け、茨城県が、県内にある盛り土の緊急点検をしたところ、21カ所で安全対策が
必要なことが分かりました。
7月3日に熱海市で、盛り土を起点にしたとみられる大規模土砂災害が起きたことを受け、茨城県は土砂災害警戒区
域などで、盛り土がされた場所や崖崩れ、地滑りの恐れがある急傾斜地のうち194カ所の点検を行っていました。
調査の結果、人家に大きな影響が出る盛り土はなかったものの、21カ所で安全対策が必要だったということです。
このうち、石岡市上曽の盛り土では、崩れた場合に道路を塞ぐ可能性があるほか、日立市滑川町では太陽光発電パ
ネルが設置された斜面に排水設備がないことから、斜面が崩れる恐れがありました。
このほか、30度以上の急こう配の場所やヒビ割れた場所があり、対策が必要としています。
さらに、ごく一部に条例による許可を受けないで埋め立てたとみられる盛り土もありました。