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2021年09月22日(水曜日)
茨城県、知事名の文書に電子署名 タイムスタンプと併用
茨城県は事業者や自治体に出す知事名の文書を電子化し、真正であることを受け手が簡単に確認できるシステムを
導入したと発表しました。
電子文書に発信元を担保する「電子署名」と、改ざんされていないことを示す「タイムスタンプ」を付与します。
同様のシステムの導入は都道府県では初めてとなります。
県は補助金の支給や各種の許可について出す知事名の文書について、公印の印影を電子化した「電子印影」を取り
入れています。
しかし、真正性の証明には限界があるため、これまでは紙の文書に印刷してやり取りをしてきました。
新システムはデジタルトランスフォーメーションの一環で導入します。
PDFファイルでデジタル化された文書を受け手が開くと同時に、職責を含む電子署名で県から発行されたことを確
認できます。
さらに時刻が記されたタイムスタンプを通じ、発出後に変更などが加えられていないことも確認できます。
国の法令で制限がある文書や相手方の同意がない場合を除き、県が対応可能な知事印の文書は電子化できるように
なりました。業務の処理時間短縮に大きな効果をもたらすと見られています。
茨城県は大井川知事のもとで電子化を進めています。