ニュース
2021年09月21日(火曜日)
江戸時代に日本地図を作った長久保赤水 高萩市が和泉元彌主演で映像作品制作
江戸時代に本格的な日本地図を作った高萩市出身の地理学者、長久保赤水の幼少期から晩年までの生涯を描いた
映像作品がこのほど、インターネットのユーチューブで公開されました。
長久保赤水は江戸時代中期の地理学者で、千葉県出身の伊能忠敬が全国を歩いて作成した日本地図より42年も前に
様々な情報や資料を基に日本地図を作りました。
映像作品では幼くして両親を亡くした赤水を支えた義理の母の愛情や役人の不正に苦しむ農民の窮状を水戸藩主に
訴える場面など歴史の資料だけでは伝わらない生身の赤水像などが描かれています。
赤水を演じるのは狂言師の和泉元彌さん、監督は「天心」や「ある町の高い煙突」の松村克也さんが務め、去年の
秋から今年の春にかけて高萩市内などで撮影が行われました。
映像作品はDVDとして、県内の図書館などに寄贈されたほか8月下旬からはインターネットのユーチューブでも
公開されました。
映像作品は再生時間が53分で、ユーチューブ用としては長めですが、公開から3週間で再生回数2300回を数えてい
ます。