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2025年03月05日(水曜日)

茨城県、医療再編加速へ 医療提供圏域明確化

医療再編を目指す茨城県は、2029年度までの5年間で、県内を大きく、県央・県北、県南東、県南西の3つに区分する高度医療提供体制の構築に乗り出します。これは、3月4日開かれた県議会定例会で、国民民主党の斉藤英彰議員の代表質問に、大井川知事が答弁したものです。

県は、2月、県央地域にある県立の、中央病院とこども病院を10年以内に再編統合する方向性を示していました。この日の代表質問で、齋藤議員は、県北地域の医療提供体制について取り上げました。日立総合病院が周産期医療など中核を担うものの、常陸太田市などを含めれば、少子高齢化の影響で医師が偏在化しているとともに不足していると指摘し、その対応策について質しました。これに対し、大井川知事は「県央・県北の医療提供圏域として地域の枠組みを拡大し、持続可能な医療提供体制の確保をはかる」などと答弁しました。

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