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2025年02月26日(水曜日)
台風浸水教訓に 排水ポンプ車 操法学ぶ かすみがうら市
おととしの台風2号の集中豪雨による浸水を教訓に、排水ポンプ車の操作を学ぶ住民向け講習会が2月25日、霞ケ浦沿岸のかすみがうら田伏地区で開かれ、 30人が参加しました。
排水ポンプ車は浸水地域に出動し、あふれた水を河川などに排水して被害を最小限にします。かすみがうら市は今年度、2300万円をかけて、排水ポンプ車を導入しました。1分間に10立方メートルを排水できる 能力があり、被害が想定される場合に迅速な出動が期待できるということです。こうした中、市は田伏地区でおととし起きた豪雨による浸水を受けて講習会を企画し、実際の車両を使って、ポンプの組み立てや水中への投入、排水運転など一連の作業を訓練しました。
市では3月、防災行政無線から流れる避難情報などをスマートフォンでも聞くことができる「防災アプリ」の導入も計画していて、複数の対策を組み合わせることで、霞ケ浦沿岸での、浸水被害から命を守るため取り組みを強化することにしています。