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2025年02月25日(火曜日)

つくばエクスプレス延伸 土浦・東京方面 茨城県が事業計画素案発表

つくばエクスプレスを延伸する構想について、茨城県は、2月25日、需要拡大や採算性、事業費など事業計画素案を公表しました。つくばから土浦方面と、秋葉原から東京駅方面への延伸をシミュレーションしたもので、つくばから土浦方面に延伸する計画については、距離にしておよそ10キロ、事業費は1320億円で2045年の開業を目標にしています。

JR土浦駅に隣接する地上に「新土浦駅」を作ることで4分で乗り換えができ、東京圏から新たな人の流れを作ることなどの効果を見込んでいます。また、秋葉原から東京駅方面に延伸する一体整備の計画については、事業費は1750億円を見込んでいて、2045年の開業を目標にします。JR東京駅に隣接した場所に「新東京駅」を作ることで、乗り換え時間は8分を見込んでいます。東京駅から土浦駅の移動時間は現在は常磐線快速を使っておよそ74分ですが、つくばエクスプレスを使うことで57分となり、およそ20分短縮することができます。1日あたりの利用者は、秋葉原から新東京駅は13万人、つくばから新土浦駅は2万5000人を見込んでいます。一体整備をすることで、27年で採算が取れるということです。

県は延伸構想の実現を目指し、周辺自治体や国土交通省、鉄道事業者と意見交換をして議論を進めたいとしています。

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