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2025年02月25日(火曜日)

水戸市新年度予算 1275億6100万円 小学校給食費無償化・大工町AIカメラなど

水戸市は2月25日、新年度(2025年度)の当初予算案を発表しました。一般会計で、前の年に比べて77億円上回る総額1275億6100万円になります。

主なものでは、自治体情報システムの共通化に向けた推進事業で、およそ7億8000万円を計上しました。これは、子育て支援や戸籍、住民税など20の業務を国が示す標準仕様に合うシステムに移行することで、住民の利便性や行政運営の効率化につなげるということです。さらに、大工町での違法な客引きを防止するため、940万円の予算を投じて新たにAIカメラを4台設置します。このほか子育て世帯の経済的負担を軽減するため、市立中学校の給食費の無償化を継続し、新たに小学校の給食費の無償化を始めます。対象となる児童は1万2600人で、児童ひとり当たり月額6200円、年間で8億6000万円を計上しました。防災対策の面では、避難所の生活環境改善のため前の年より1000万円多い1470万円を確保し、アレルギー対応の非常食や防犯ブザー、生理用品やおむつなどの衛生用品など物資の充実を図ります。

高橋靖市長は、「市の最重要政策である子ども子育て支援や教育、そして、市民の生命と財産を守るために防災・減災対策を強化したい」と述べました。

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