ニュース

2025年02月21日(金曜日)

常総市の火災 避難情報解除  市長「頭を悩ませた」

常総市で2月13日、枯れ草から建物などに燃え広がった火災に関連して、神達岳志市長は、2月20日の記者会見で、避難情報の発令とともに、解除の難しさがあったことを明らかにしました。

周辺の2000人あまりの住民に避難指示を出して避難所を開設し、「災害対策本部」を立ち上げました。火事は17時間後に消し止められ、避難指示も14日の午前6時に解除しました。

避難情報の発令、解除は、地域防災計画で定めるのが一般的です。しかし、解除については「判断は容易ではない」としていて、国や県から助言を得たうえで解除することを求めていますが、明確な解除の数値基準はありません。このため、早めに、広範囲に避難指示を行ったということです。避難指示の解除までのあいだ、SNSなども活用しながら、市民に情報を流して、不安解消に努めました。

しかし、火事による炎の動きは見えづらく、避難指示の解除の判断も他の災害より難しいとして、神達市長は「今後、同様の火災が起きた場合にも、明確な基準だけで解除を判断するには難しさが伴う」と話していました。

新着記事一覧