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2025年02月13日(木曜日)

秘書課男性職員自殺 茨城県、副知事を厳重注意

茨城県秘書課の男性職員が2024年10月に死亡した問題に関連し、茨城県は、2月12日、職場環境に疑念を持たれる状況を招いたとして、上司だった飯塚博之副知事62才と秘書課長を厳重注意処分としました。

茨城県総務部によりますと、職員の死亡のあと職場環境に問題があったのではないかと遺族から疑念を持たれたため、県は、弁護士ら4人で作る第三者委員会を設置して3か月にわたり10回の委員会を開き、委員会は、2月7日、県に調査報告書を提出しました。その結果、飯塚副知事と秘書課5人への聴き取りや職員の時間外勤務の状況を調べた結果、男性職員へのパワーハラスメントや職員の過重労働はなく、職場の対応にも問題はなかったとしました。

飯塚副知事は、記者団の取材に応じ「強く言ったことがなかったわけではない。パワハラというより、職場環境の問題」と釈明し、辞職は否定しました。また、山口裕之総務部長は、職員の遺族について「調査結果に納得いただけているものとは考えていない」と語りました。

一方、任命権者である大井川知事は、「秘書課職員が亡くなったことは痛恨の極みだ。職員が働きやすい、風通しの良い職場環境づくりに努める」とのコメントを発表しました。

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