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2025年02月12日(水曜日)

東海第二原発安全性検討 防潮堤など残す

東海第二原子力発電所の安全性を検討する有識者らの茨城県のワーキングチームは、2月12日、安全性検討項目に施工不良だった防潮堤を追加し、経年劣化への対応を継続審査としました。この2項目以外は、論点整理を終了しました。

ワーキングチームは、施工不良だった防潮堤への対応について、原子力規制委員会の審査を注視しながら、県民目線で安全性の検討を進めるべきものと判断しました。その上で、中央制御室などで火災が続くことも考慮し、経年劣化対策を宿題としました。一方、大地震が発生した場合の対応については、問題はないとしました。茨城県原子力安全対策委員会は、今回の会合で安全性検討項目のうち施工不良だった防潮堤と経年劣化への対応を除く230近くの論点整理を終え、古田委員長は、「安全上の対策は充分取られている」と途中までの判断を示しました。

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