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2025年02月07日(金曜日)

鉾田市内井戸水で有機フッ素化合物14か所

健康との関連で、製造が禁止されている有機フッ素化合物PFOSとPFORが全国で検出されている問題で、鉾田市内で新たに14か所の井戸水から暫定目標値を超えるPFOSとPFORが検出されたことが茨城県と鉾田市の調査で判りました。これは、県が2月7日発表したものです。いまのところ、健康被害は報告されていないということです。

鉾田市内では、市内を流れる鉾田川で、2022年度と2023年度に有機フッ素化合物のPFOSとPFORが検出されました。このため、流域周辺の飲み水用の井戸を調べたところ、4カ所から1リットルあたり50ナノグラムとされる暫定目標値を越えるPFOSとPFORが検出されました。

県と鉾田市は、目標値を越えていた4か所の井戸の半径500メートルまで範囲を広げて追加の水質調査を進めました。その結果、調査した19か所の井戸のうち14か所から暫定目標値を越える値が検出されました。最大では18・6倍の値でした。県と市では、対象の世帯に対し、水道水への切り替えを指導したほか、半径500メートルにあるあわせて324世帯の飲用井戸の水質をさらに追加で調査することにしています。

なお、 PFOSとPFORの暫定目標値は、体重50キロの人が水を一生涯にわたり、毎日2リットル飲んだとしても健康に悪い影響が生じないと考えられるレベルとして、国が設定した数値です。

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